【戸建て売却】売れない5つの理由と対策は?

持ち家を売却に出したのになかなか売るのは難しい。そんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。その場合、いつまでも悩んでいても解決しません。どうして売れないのかを分析することが大切です。

そこで、なぜ戸建てが売れないのかを大きく分けて5つの理由で分析してみます。さらに売るための対策も見ていきましょう。

戸建てが売れない5つの理由とは

戸建てが売却できない5つの理由は、一般的に「価格」「物件」「不動産会社」「タイミング」「需要と供給」に分けられます。自分がどのパターンに当てはまるのかを確認することが大切です。

まず売れていないということは、需要の少ない物件、つまり魅力が少ないことが1つの原因と考えられます。2つ目の原因としては、購入を希望している人へのアピールが足りないことが挙げられます。3つ目は、実際の相場より高い価格を設定している可能性です。

さらに4つ目は、タイミングの問題です。タイミングには、不動産マーケットの市況と季節的なタイミングの2つが考えられます。最後に相談先の不動産会社の問題です。いくら物件が良くても、積極的に販売活動をしてくれなければ売るのは難しいです。

積極的な販売活動をしていない理由の一つとして「囲い込み」をしている可能性もあります。「囲い込み」とは自社のお客さま情報の中から買主を探そうとする行為です。

戸建てを売るために必要な対策とは

戸建てを売却するための対策を、売れない5つの理由の視点から見ていきましょう。まず魅力が少ないのであれば、水まわりは古くないか、無駄な段差はないか等自分の家を客観的に見直してみてください。どんな家が求められているのかは住宅情報誌などで分かります。思い切ってリフォームする勇気も大切です。

次に購入者へのアピール不足が原因の場合、内覧時の部屋の状態が生活感丸出しだったり、逆に空き家で暮らしのイメージがつきにくいといった問題のせいかもしれません。そこで、家を演出する「ホームステージング」が有効となります。これは部屋を綺麗にしたり、モデルハウスのような演出をすることを言います。

3つ目の原因の高すぎる価格ですが、安易な値下げは厳禁です。不動産会社と相談して慎重な検討が必要です。タイミングの問題は、売り出し時期のコントロールが可能であれば、売却時期を見直す選択も考えられます。

最後に相談先の不動産会社が良くない場合、遠慮はしないで会社を選びなおしてください。不動産会社は一つではありません。相談先を変えることで結果が全く異なる可能性もあります。

原因から対策を立てていくことが大切

たしかに戸建ての売却は価格が高くなるので、短期間で売るのは難しいです。しかしきちんと売れない原因を分析できれば、自ずとその対策も考えることができます。自分の家が売れない理由から目をそらさず、原因を分析し適切な対策を立てていくことが大切です。