不動産収入を得るために、戸建て住宅を賃貸として貸し出している方が大勢います。この物件を売却する際に注意をしたいこともあるので、しっかりと確認をしておきましょう。またオーナーチェンジをする際も確認事項があります。
賃貸の戸建てを売却する際の注意点
通常の戸建て住宅の場合、売却をする場合は一般的な不動産会社を頼って手放すことが可能です。ところが賃貸物件として戸建てを所有されていると、専門会社を頼らないといけません。これはそのまま売却をするのではなく、新たな賃貸というスタイルで貸し出すことを前提としているからです。
つまり、賃貸を扱っている不動産会社ということになり、必ず尋ねられるのは売りたい理由です。思うように収益を出せなかった、管理をするのが困難になったなどさまざまな理由が考えられますが、売りたい理由が明確でない場合は相場よりも安い価格を提示されるため、必ず1件だけでなく複数件に査定を依頼しないといけません。
もし戸建てで今後は賃貸契約をする必要はないと思った場合は、事前に各自治体に申し出て賃貸登録を抹消することです。この登録を解除すれば、通常の民家用の戸建てという形で売却を進めることも可能となっています。
オーナーチェンジで売却をする際の注意点
売却時に民家として戸建てを手放すのではなく、再び賃貸で売却をすることをオーナーチェンジと呼びます。オーナーチェンジで売却をする場合、売りたい理由をより明確にしないと買い手が見つからないので気を付けておきましょう。よくあるケースだと周辺環境が良くて人気があるが利回りに注意をしたいケースもあります。
利回りが悪いと不動産収益をプラスにできないため、維持費が高くなってしまうわけです。もし、人気があるが利回りに注意をしたい物件であれば、その点を売りたい理由にすることです。このケースであれば、買い手側も理解を示すためオーナーチェンジで売却もしやすくなるでしょう。
人気があるが利回りに注意となれば、多少買取金額が下がってしまいますが、物件の老朽化が目立っていてもご自身で修繕をして手放す必要もありません。オーナーチェンジで売却をする際は、まだローンが残っていてもスムーズに売却をすることも可能です。
賃貸用戸建てを売却するときは理由を明確にすること
賃貸という形で戸建てを所有している際、売却時は売りたい理由を明確にすることです。人気があるが利回りに注意の際だと、買取金額は少し下がりますがオーナーチェンジがしやすい傾向です。