戸建て住宅は騒音問題を気にせずに家族揃って快適な生活を送ることができますが、後に売却を考えた場合、相場はいくつもの要素が関係しますが、最も影響を及ぼす内容は築年数をあげることができます。築年数による、中古戸建て住宅の売却額の比較を知ることで大よその査定額は予測できます。
戸建ての売却で大きく左右される「築年数」の重要性
戸建て住宅の売却においては、多くの方が理解しているように、築年数は売り出し価格に影響を与えてしまいます。特に木造住宅の場合は劣化するスピードが速いものなので、RC物件や鉄筋コンクリート造の住宅とは違いは生じます。
「築年数」の重要性は不動産会社の多くが共通している部分になり、新築から10年目までは下落するスピードが速い特徴があります。その後は15年、20年と経過する際には緩やかな下落になるものの、一般的な認識では20年を超える築年数では住宅部分の価値は殆ど無くなることが一般的です。
築年数による、中古戸建て住宅の売却額の比較の分かりやすい事例では、10年目で約50%、15年目で25%、20年以上になると15%程度が基本です。査定額(資産価値)の関連性と築年数は密接な関係にあることは間違いではありませんが、度重なるリフォームやリノベーションを行ってきた戸建て住宅の場合は例外もあります。
戸建て住宅の査定額の相場が築年数以外に変動する条件
戸建て住宅の査定相場は、「築年数」の重要性は常に計算になる基準になり、実際に築年数による、中古戸建て住宅の売却額の比較をグラフ化しても特に20年を過ぎていると価値は殆どなくなります。ところが他にも査定額に影響する条件というものはあり、土地の価格や住宅の状態は査定額(資産価値)の関連性があります。
例えば新築で購入をした時には土地価格が1,000万円、建物が2,500万円で合計3,500万円で購入をしたとすると、住宅街周辺が後に土地開発され人気エリアとなった場合は土地価格が1,500万円まで高まる事例も少なくはありません。
この条件で20年経過後に売却をした場合、本来であれば土地の1,000万円と建物の350万円と計算出来た場合、合計で1,350万円で売却可能ですが、土地価格が高くなっている場合では、500万円をプラスして1,850万円の価値が付けられる可能性があります。
このことによって査定額(資産価値)の関連性は理解できるので、後は仲介を依頼する不動産会社側と十分な話し合いで売り出し価格を決める際には事前計算は役に立ちます。
査定額に大きな影響を齎す戸建ての築年数の問題
戸建て住宅の価値は20年を目途に殆ど無くなってしまうものですが、10年以内に売却をする際には下落幅は大きいものの、建物の価値は付けられることが一般的です。実際には土地価格の高まりや住宅をリノベーションしていること、周囲の環境も影響を受けるので20年が過ぎている戸建てでも高い価値が付く可能性は否定できません。